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思いやりのある教育の行き届いた子ども

先日、とある高学歴の知人と家族ぐるみで食事をしました。最初は家族全員がとっつきにくい人たちだったらどうしよう、と不安でしたが、たいへん思いやりにあふれてユーモアのある家族でした。「勉強だけできても重要なのは人間性だ」などとよく言いますが、いい大学に行けるだけの教養を身につけさせる親は、人間性もきちんとしていることが多いと感じます。知人の母親は挨拶も気持ちよく丁寧で、場の全員にさりげなく気を配っていました。父親はユーモアにあふれ、場を和ませることを大切にしていました。知人も、そういった「場の空気」をきちんと読んで振る舞う人で、他人に気を遣わせないよう気を配れる人間です。もちろん本人は学校の勉強もがんばったでしょうが、両親はそれ以外のことを身をもって教育したのでしょう。なかなか言葉で教えても伝わるものではありませんので、両親の知性や教養が大切になってきます。やはりきちんとした家庭にはきちんとした人間が育つものだ、と感じました。

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